根拠に基づいた歯科治療とは

歯科用ミラー

浜松の歯科医院NSデンタルオフィスで大切にしていること。

それは、統計学的な根拠に基づいた治療をすることです。これをEBM(evidence based medicine)といいます。

あれ?歯医者さんの治療って根拠に基づいて行われているのではないの?と思われる方が沢山いらっしゃると思うのですが、以外にもほとんど先生や衛生士の経験を根拠にして治療が行われています。

被験者数が多く内容も確かな実験から得られるデータを根拠に治療が行われていない医院が多いのが現状です。

皆さんに分かりやすい例でお話しすると、

NSデンタルオフィスで歯磨きの指導を行っていると、以前かかっていた歯科医院にて「電動歯ブラシはよくないから手磨きにしてくださいと言われた」「手磨きよりも電動歯ブラシの方がいいと言われた」

と矛盾する内容の事をそれぞれの歯科医院で仰ってる先生方がいます。

結論は1つであるはずなのに自分の経験からこのような情報を患者さんに提供する歯科医師、歯科衛生士が非常に多いのが現状です。

答えをお話ししますと。EBMの観点からすれば手磨きも電動歯ブラシも2012年の時点で出ている信頼性の高いデーターではどちらが優れているという差はない。

というのが正しい答えになると思います。

なんとどちらの先生が言っていることも根拠がないわけです。

これをお話しされた先生は自分の経験でお話しされていると思うのですが、経験はデータのない部分を補うために必要なことですが、答えがある程度出ているものに対して自分の経験を元に答えを考えて話す先生や衛生士の治療を受けたいと思いますでしょうか?

ちなみに信頼性の高いデータとは何かを知りたい方はEBMとウィキペディアで調べていただければすぐに詳しい内容を知ることができます。

簡単に書かせて頂くと

① システマチックレビュー
② 1つ以上のランダム化試験
③ 比較試験
④ 分析疫学研究
⑤ 症例報告
⑥ 専門科の一意見

と上から下にいくにつれて信頼性がなくなっていきます。

ちなみに私が先ほどあげたデータは①のシステマチックレビューという、世界中の論文をビックデータにし、それをまとめて評価したものです。データの被験者数が圧倒的で非常に信頼性の高い論文になります。

それに対して、「電動歯ブラシはよくないから手磨きにしてくださいと言われた」「手磨きよりも電動歯ブラシの方がいいと言われた」というのは⑥に当たりますので信頼性が1番低いもので、今回のような先生の経験に依存し、矛盾する内容も沢山存在します。

今回は1つしか例を出しておりませんが、このような根拠の薄い説明、治療を受けているケースが非常に多いように感じます。

NSデンタルオフィスではしっかりとわかっている事実はEBMを基準にし、まだ解明されていない部分のみを経験で補足していくことが本来の歯科医療の在り方であると考えております。

NSデンタルオフィスは良質な治療を受けたい方のための歯科医院であるため日々勉強を続けて参る事をお約束致します。

著者 浜松市の歯科医院NSデンタルオフィス 院長 鈴木宏尚

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